テレワークでは暇になりやすい?暇な時間を上手く使うコツ教えます

2019年の働き方の改革、2020年の新型コロナウイルスの流行により、日本では急速にテレワークが広まりました。
テレワークでは、家や他の場所で仕事をすることができるので、通勤の必要もなく楽と思う人もいると思います。
テレワークを導入してから仕事が早く終わり、暇になる人が増えているようです。
(出典:biz SPA!フレッシュ「約半数が「暇人化」するテレワーカーの残念な実態。デイトレ、転職活動etc.」)
このように、テレワーク導入によって自由時間が増えた会社員が急増しました。自由時間が増え、その時間をプライベートに当ててしまう人もいるようです。
そこで本記事では、テレワークで暇になった際の時間の有効活用法や注意点を解説していきます。
目次
テレワークでは暇になる可能性が高い
テレワークは暇になる可能性があるワーキングスタイルです。何故なら、出勤時の無駄が省かれているからです。
特に、通勤や出張など移動の時間が浮きます。その浮いた時間をどうすればいいのか、ということがテレワークをしている人にとっては悩みのタネになります。
次の章では、何故テレワークをすると暇になるか、具体的に解説していきます。
テレワークで暇になる理由
テレワークをすると何故、人は暇になってしまうのでしょうか。その理由として、下記の通りになります。
コミュニケーションが少ない
テレワークになると、在宅か他の場所での仕事になるので、当然コミュニケーション量は少なくなります。しかし、上司や同僚とのコミュニケーションは大切な仕事です。
・上司への仕事の進捗報告・確認
・同僚との連携・業務の確認
・上司や同僚との雑談
特に上司や同僚との報告や連絡は仕事をする上では重要になります。上司は部下の報告を受けて、動いたり、指示を出したりするからです。
しかし、テレワークになると、このようなコミュニケーションが無くなるので、暇な時間が生まれやすくなります。
新規業務の導入が少ない
テレワークになると、人と直接会うことが制限されることになります。そこで問題になるのが、新規業務の導入が少ないことです。
例えば、前から計画していた新規業務を会社に取り入れる際、テレワークだと無理があります。何故なら、会社に直接いくことができないからです。
新規業務を始めるにあたって、様々な準備が必要になります。
・新規業務を取り入れる見積もり
・現場との打ち合わせ
・日々、業務をする担当者との打ち合わせ
・関係するお客様との打ち合わせ
・会社のシステムを使う場合、システム関係者との打ち合わせ
もちろん、全てICTツールのテレビ会議を使えば出来る場合もありますが、お客様や現場との調整もあり、リスクを生じます。
新規業務は会社にとって、新たなる収益確保の大切な仕事です。お客様にも迷惑をかけるわけにはいきません。
したがって、会社として、テレワーク中に新規業務に取り掛かることをリスクと判断して導入を取りやめる場合もあるでしょう。
このような場合は新しい仕事に取り掛かる時間が浮くので、暇な時間が生まれやすくなります。
業務がルーティン化される
テレワークでは基本的に、業務をルーティン化することができます。何故なら、上司や同僚の目がなく、自分で時間をコントロールできるからです。
・PCはオンにする
・ICTツールをオンにして、業務開始。
・PCで資料や見積もりを作成
・上司にメールをする
・お客様と電話
・ビデオ会議・チャット
・業務終了後、PCをオフにする
基本的にはテレワークのルーティンはは上記のような流れです。したがって、ビデオ会議以外は全て自分でコントロールできるので、暇な時間を作り出すことが可能になります。
上司の視線がない
会社で勤めている人にとって、辛いという言葉の中で、上司の目が怖いという人もいます。例えば、机の配置で、上司の机が真後ろだったら緊張しませんか?
特に、1番上の役職の上司が真後ろにいたら尚更、緊張して仕事に手がつかない人もいるでしょう。
・監視されているようで、プレッシャーを感じる
・仕事を常にしなくては、という圧力で精神的に辛い
・途中休憩も上司の目があって行きづらい
もちろん、人の目を気にしない人は平気でしょうが、人の目を気にする人にとって上司の目はプレッシャーでしかありません。
一方、テレワークでは上司の視線を感じることなく仕事ができるので、自然に仕事が捗るという人もいるでしょう。
テレワークでは産性が高くなり、結果的に暇になりやすい
テレワークで暇になるのは悪いことではありません。実際はテレワークで生産性が高くなっている調査もあります。
出典:NTTコム リサーチ「テレワークと会社満足度に関する調査」
これはNTTコムが独自にリサーチしたテレワークに関する調査です。グラフによると、半数以上の人がテレワークになって、生産性が向上したと証言しています。
理由として、出張や会議などが大幅に削減され、業務だけに集中できるからです。
自分が持っている仕事だけに集中することができるようになり、無駄な業務がなくなって生産性が上がった結果、暇な時間が生まれるのです。
生産性が高くなると、普段できない仕事ができるようになる
生産性が高くなるということは、時間が生まれて暇になる、ということです。多くの人はプライベートの時間に使ってしまうのではないでしょうか。
しかし、それは仕事ではありません。会社員としている以上、勤務時間までは労働するべきでしょう。そこで、そんな暇な時間があるテレワークをする人に、暇な時間の有効活用方法を紹介していきます。
業務の効率化
暇な時間ができるということは、普段の仕事以外のことができる、考えられる時間があるということです。
例えば、仕事をしている中でも、面倒臭い仕事だったり、必要があるのかないのかわからない仕事があります。そのような仕事を一度、自分の中で洗い出して、効率化することを考える良いチャンスになります。
普段は会社にいて、上司から仕事を振られたり、急な仕事が入ったりして普段の仕事を考えられる時間はありません。テレワークの暇な時間をうまく使えば、今後の仕事を考える良い機会になるでしょう。
仕事の勉強
仕事の勉強も仕事の一環です。仕事の勉強は普段なかなかできません。前述したように、普段の業務があるので、家に帰ってからか、閑散期の時だけでしょう。
しかし、家に帰ってからだと、疲れがあったり、家族がいたりして勉強はできません。そこで、テレワークで暇になった時間を使って、勉強していくのも時間の有効活用です。
仕事の勉強をすることによって、会社にも利益をもたらす人材になる可能性もあります。
次の仕事の準備
テレワークで暇になった時間は、次の仕事の準備ができるようになります。
・次期繁忙期の前準備
・次のプロジェクトの前準備
・上司が振ってくるだろう仕事の前準備
上記は会社にとっても、重要な仕事です。
もちろん、仕事によっては事前準備が難しい場合もありますが、データを前もって準備するなど多少の準備はできます。
少しでも仕事の質を上げられるような時間の使い方をしていきましょう。
テレワークで暇になることで起こりうる弊害
テレワークで暇になったら、他の仕事ができる、と思う人もいる一方でその時間をプライベートに使う人もいます。
しかし、テレワーク中にプライベートのことをすると結局、自分に負担として降りかかってくるので注意しましょう。
日々の生活リズムが狂う
テレワークにおいて1番の問題は日々の生活リズムが狂うことです。何故なら、通勤時間や会議などがない為、その暇の時間を使って仮眠をしたり、他のことをしてしまう人もいます。
・始業ギリギリまで寝る
・暇なときは仮眠
・通勤時間がないので、遅くまで起きている
このように、テレワークになると、浮いた時間を睡眠に当てたりして結局自堕落な生活になる可能性があります。
プライベートと仕事が混在する
テレワークでは基本的に自宅で仕事をします。自宅には仕事を誘惑するものがたくさんあります。
スマホ、ゲーム、ネットで動画を見るなどキリがありません。このように、仕事中にそれらをするとプライベートと仕事が混在して、仕事の生産性が落ちてしまいます。
そして、夜遅くまで仕事をすることになる可能性もあります。これではテレワークをする意味がありません。
仕事が疎かになる
テレワークをすることで、仕事が疎かになることは1番あってはなりません。これは上記で解説した、日々の生活リズムと同じことです。
テレワーク中は自宅で自由気ままに仕事ができる、と思う人もいますが、実は会社にいる時よりも難しい場合もあります。
何故なら、会社では上司や同僚の目があるので、仕事以外のことはできませんが自宅では何でもできてしまうからです。
テレワークは人の目がないので、自分で自分を律して仕事を行う必要があります。
暇な時間を浪費しないための対策法
テレワークで暇になったら、別の仕事や仕事の勉強をする。このように考える人はおそらく少ないのではないでしょうか。
暇になると、仕事に時間を使えない人が9割でしょう。
そこで、暇な時間を浪費してしまうという人が取るべき対策を紹介していきます。
1日のスケジュール化
テレワークで暇な時間が生まれるのに、時間を浪費してしまうという方は、ぜひ自分の行動をスケジュール化しましょう。
例えば、以下がその例になります
8:30:起床
9:00-12:00:仕事
12:00-13:00:休憩
13:00-14:00:メールを返す
14:00-17:00:残っている仕事 or プラスαの仕事 or 勉強
24:00:就寝
上記はあくまでも仮のスケジュールですが、このように1日をスケジュール管理できたら、スケジュール通りに動くようになり、時間を無駄遣いせずに済むでしょう。
仕事場の場所を変える
仕事場を変えるのも、テレワークの生産性を上げるには良いひとつの方法です。何故なら、ずっと自宅にいると、つまらなくなって心を病みます。
時々で構わないので、カフェや行きつけの自分だけの場所を作って、仕事をするのもどうでしょうか。
カフェには人の目もあるので、暇な時間を無駄遣いするということも少なくなり、仕事が捗るでしょう。
まとめ
世間では”テレワーク=楽で簡単”と認知されやすいですが、実際は自分を律することが重要なので、難しい仕事です。
本記事ではテレワーク時の暇になった際の時間の使い方や注意点を解説しました。本記事で解説した内容はどの業種でも応用できるでしょう。
ぜひ、本記事で解説したような暇な時間の使い方を明日から実践してみてはいかがでしょうか。
働きぶりを管理したい方へ。リモートワークのためのICTツール『RemoLabo』のご紹介
- 従業員から喜ばれている在宅勤務。しかし作業効率が落ちた気がする。
- チャットの返信が極端に遅い。リモートワークになってからこんなことが頻発している。
- リモートにしてから初めて納期遅れが発生。部下の仕事ぶりが不安だ。
リモートワークに関するこうした問題・課題、『Remo Labo』(リモラボ)なら解決できます!
<RemoLaboは働きぶりがしっかりわかるICTツール>
『RemoLabo』はリモートワーク中の勤務状況をデータで把握できる勤怠管理・生産性分析ツールです。
従業員が使用するパソコンにインストールすれば勤務中のマウスやキーボード操作回数、ページ閲覧ログを常時記録するほか、使用しているアプリケーションも可視化することで「リモートワーク中に何をして、何に時間を費やしているか」をしっかり把握できるようになります。
また、パソコンを起動・シャットダウンするだけで始業・就業時間を打刻できるので勤怠管理も手間いらずに。
リモートワークに不安がある労務担当者の皆さん。
RemoLaboで”安心かつラクなリモートワーク”を実践しませんか?
