テレワークでストレス限界に達する前の対処法|ストレスの原因や問題点とは?

テレワークでストレス限界に達する前の対処法|ストレスの原因や問題点とは?

コロナ禍という特殊な状況下で普及したテレワークは、沈静化後も多くの企業で導入され続けています。しかし、長くテレワークしているとストレスが問題になりやすく、ときには従業員の健康に関わるケースも懸念されます。
そこで今回は、テレワークでストレス限界に達する前の対処法と、ストレスが溜まる主な原因を解説します。

テレワークはストレスが溜まりやすい?

テレワークという働き方には、多くのメリットがあります。特に、場所を選ばずに自由に働けるそのスタイルは多くの従業員が歓迎していますが、テレワークはストレスが溜まりやすく、そして解消が難しい働き方でもあるのです。

半数近い人がテレワークでストレスを感じている

株式会社LASSICが運営するテレリモ総研がテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1035名を対象に実施した「テレワークにまつわるストレスに関する変化」の調査結果によると、約半数近い人がテレワークでストレスを感じていることが分かります。「テレワークになってストレスを感じていますか?」という質問に対して、「ストレスをよく感じる」と回答した人は男性10.7%・女性10.0%、同質問で「ストレスをたまに感じる」と回答した人は男性34.9%・女性33.1%です。2つの回答を合わせると、実に半数近い人がテレワークでストレスを感じていることが分かります。また、2021年の本調査と前年の調査結果を比較すると、男性4.1%・女性7.8%の増加となっています
以上から、テレワークが長期化することで、ストレスを実感する人が今後も増えていくものと予想できるでしょう。
(参考:テレワークにまつわるストレスに関する変化|テレリモ総研

ストレスは自分で気づきにくい

テレワークにおける問題点の一つに、ストレスは自分で気づきにくいという点が挙げられます。従来通りに会社に出社する働き方であれば、雰囲気や言動から周囲が異変に気づき、ストレスが溜まっていることを指摘できました。しかし、テレワークでは直接触れ合う機会が少ないため、ストレスを指摘してくれるケースも減少しています。
結果的にストレスが溜まっていることに気づかずにいると、ストレス限界に達してしまう従業員が増やしてしまうことになります。この状態を放置すれば心身に大きな負担となって生産性が低下したり、体調を崩しやすくなったりしますから、業務への影響も決して少なくありません。

ストレス限界に達する前の対処が重要

最悪の場合にはストレスが原因となって仕事ができなくなり、退職者や休職者が増える可能性も懸念されるでしょう。企業側はテレワーク中の従業員がストレスを抱えやすいことを理解し、ストレス限界に達する前に対処する必要があります。

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テレワーク中にストレス限界に達する主な原因

テレワーク中にストレス限界に達する原因となる要素は日常生活の中に多数あります。
企業と従業員はストレスの原因を共有し、回避・解消できる環境を作り上げていく必要があるでしょう。
以下では、テレワーク中にストレス限界に達する主な原因を解説します。

仕事とプライベートの問題が重なりやすい

テレワーク中は仕事をしているのに体はプライベート空間にあることが多いため、仕事の問題とプライベートの問題が重なりやすく、個人で受け止めきれないストレスを感じることがあります。「仕事で外に出ると、一時的であっても家庭内の問題を忘れられるのでリフレッシュする機会になる」という意見があるのはまさにこのことだと言えるでしょう。
仕事とプライベートの問題は性質が大きく異なるため、同じ方法で解決できないことがほとんどです。問題を一つずつ解決する時間が必要になり、結果的に長い間ストレスを感じることになります。

強い孤独感

長期のテレワークは強い孤独感を生み出すきっかけになります。一人で仕事をする時間が長く、簡単な定期報告しかつながりがない状態だと孤独をより感じやすくなるでしょう。
一緒に暮らしている家族がいても社会的なつながりが実感できないと、孤独感に悩まされる可能性があります。

家から出る機会が減る

テレワークにより運動不足や日光を浴びる時間が減ると、それだけで人間はストレスを感じやすくなります。特に、アクティブに活動するのが好きな人は、テレワークによって自宅から出る機会が減るとストレス限界に達しやすくなるでしょう。
テレワークにはサテライトオフィスやコワーキングスペースで働く選択肢もありますから、自宅から出られるようにテレワークのルールを見直すのも一つの方法です。

労働時間が長くなりやすい

テレワークは、労働時間が長くなりやすいという問題もあります。終業後も「ついでにこれも今片付けてしまおう」などとそのまま働けてしまうため、気づかないうちにトータルの労働時間が延びていることが多々あります。
テレワークの管理側が従業員の労働時間を管理しきれていないと、意図しない残業が増えてストレス限界に達するリスクを抱えることになるでしょう。

プライベートとの境界が曖昧になる

テレワークはプライベートとの境界が曖昧になり、仕事との切り分けが難しい働き方だといわれています。プライベートと上手く分離できないと、仕事への集中力が欠如し、作業がスムーズに進められなくなる可能性があります。

こまめにストレスを解消する手段がない

テレワーク中は先に解説したように、自宅にこもりがちになります。こまめにストレスを解消できないと、繁忙期で仕事が続いたときや、業務上のトラブルで精神的に疲弊したときに、ストレス限界に達する恐れがあります。

ストレス限界に達する前に企業ができる対処法

テレワーク中の従業員がストレスに限界を感じてから対処しても、適切な対応ができない可能性があります。そのため企業は事前に対策を講じて、従業員がストレス限界に達する前に対処する姿勢が必要です。以下では、従業員がストレス限界に達する前に、企業ができる対処法を解説します。

コミュニケーションを取りやすい環境を作る

テレワーク中のストレスを軽減するには、積極的なコミュニケーションを推奨するのがポイントです。企業側がコミュニケーションを取りやすい環境を構築することで、自然と従業員同士の交流が生まれ、テレワーク中でも孤独を感じづらくなるでしょう
たとえば、チームごとに会話ができるチャットを構築し、日常会話がしやすいようにフォローする方法があります。その際にはチームリーダーや管理者が積極的にチャットを使うように促し、テレワーク中のコミュニケーションを活性化させるのがコツです。

テレワーク中でも気軽に使える相談窓口を設ける

テレワーク中は問題を相談できる同僚や上司が側にいないため、ストレスの原因を一人で抱えがちになります。そこで気軽に利用できる相談窓口や専任の担当者を設置し、従業員からの問い合わせに対応できるように備えるのもおすすめです
たとえば、「〇〇の上手な使い方が分からない」「テレワークで体調が悪くなった気がする」など、わざわざメールやチャットを使って相談するまでもないことに悩んでいる従業員は、決して少なくありません。そういった些細な問題も気軽に聞いてくれる相談窓口があれば、ストレスを抱える前に辛い現状を吐き出せます。

テレワークの管理者もしっかりと休ませる

テレワークの管理者も、しっかりと休ませることを忘れないようにしましょう。テレワーク中の従業員を管理する側の人間に休みがないと、従業員をフォローする余裕がなくなり、結果的にストレス限界に達する人が増える可能性があります。まずはテレワークの管理者が率先して休みを取り、ストレスを解消できる環境を作るのがポイントです。
そのうえで適切なフォローを実施し、各従業員がストレスを溜めないようにサポートするのが望ましいでしょう。

アンケートや1on1ミーティングでストレスの有無を定期的にチェックする

アンケートや1on1ミーティングを実施し、従業員ごとのストレス状況を確認するのも良いでしょう。実際に会話してはじめて、従業員のストレスレベルがわかることも多いです。本人が実感できていないストレスを発見し、その原因を探って解決に導くことができれば、ストレス限界に達するリスクを軽減できます。
複数人からまとめて意見を募りたい場合にはアンケートを使い、集計結果を参考に対策を考えます。

必要に応じて役立つアイテムを支給する

テレワークに適した環境が整備されていないと、従業員は仕事でストレスを感じやすくなります。必要に応じて役立つアイテムを会社から支給し、テレワーク環境を充実させるアプローチも有効です
たとえば、プライベートから隔離するパーテーション、運動不足解消につながるスタンディングデスクなど、テレワークで役立つアイテムは多数あります。不要なものを支給しても意味がありませんから、事前にアンケートなどで従業員の声を聞き、どんなアイテムが求められているのかチェックしておくのがポイントです。

全体で参加するビデオ会議などを定期開催する

テレワーク中に全体で参加するビデオ会議を開き、従業員同士が顔を合わせる機会を作るのもストレスへの対処法となります。チャットやメールだけでは、孤独感を解消できるだけのコミュニケーションが取れない可能性があるからです。
その点、ビデオ会議なら顔を付き合わせて会話ができるため、リアルなコミュニケーションに近い形を実現できます。定期的に会議を開く時間を設定し、従業員同士の交流を促すのもおすすめです。ただし、強制参加ではなく、あくまで任意参加にしておくのがポイントです。

ストレス限界に達する従業員を減らすには勤怠管理システムが重要

ストレス限界に達する従業員を減らすには、多彩な機能を持つ勤怠管理システムが重要となります。適切な勤怠管理ができれば、過度な労働を抑制し、ストレスの原因を取り除きやすくなるでしょう。
以下では、勤怠管理システムのメリットや重要性を解説します。

勤怠管理システムはストレスの対処にもつながる

勤怠管理システムの存在は、従業員のストレス対処にもつながります。しっかりと勤怠管理ができていれば、長時間の労働を防ぎ、ストレスが溜まる原因を取り除けるからです
残業が慢性化しているような場合には最新の勤怠管理システムを使い、会社主導で残業できない形に環境を整える方法も考えられます。

従業員を管理する側の負担も減る

勤怠管理システムの導入は従業員を管理する側の負担を軽減します。仕事の負担が減ればそれだけプライベートが充実し、ストレスを解消する機会が増えるでしょう。管理者側に余裕が出れば、従業員のストレスフォローもしやすくなります。

仕事をサボる従業員も減少する

勤怠管理システムには、普段の業務を管理する機能が搭載されているものがあります。業務中の行動を管理できるようになれば、仕事をサボる従業員が減少し、生産性の向上につながるでしょう。仕事中のサボりも、ストレスと同様に解決すべき重要な課題です。

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まとめ

テレワークはその自由度の高さから、多くの従業員にメリットのある働き方です。しかし、ストレスが溜まりやすく、同時に解消しづらいというデメリットもあるため、企業は問題解決に向けてさまざまな対策を考えておく必要があります。
まずはテレワークでストレスの原因となる要素を確認し、事前にできる対処法を考えておきましょう。

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