2023. 3. 16 働き方

働き方改革の取り組み内容とは?導入するメリットやデメリットなどについて紹介します

「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」などの状況から、近年課題とされている働き方改革。その内容と、導入について詳しく解説します。

働き方改革は大企業や中小企業で大きな課題の一つとされていますが、主にどんな取り組み内容があるかご存じでしょうか。

今回は、働き方改革の意味や取り組み内容、導入するメリットなどを紹介します。

働き方改革はどんなことをするの?

働き方改革を実施するようになった背景と、具体的な取り組みについて見ていきましょう。

働き方改革とは

働き方改革とは、働く人々がそれぞれの事情に応じた働き方を選択できる社会を実現するための施策です。労働人口の減少や働く人々のニーズの多様化を背景に、2019年4月から働き方改革関連法案が順次施行されています。

働き方改革の取り組み

働き方改革の取り組みとして、以下があります。

<長時間労働の是正>
長時間労働は健康リスクや過労死の原因となることから、残業時間の制限や有給休暇の消化を義務づけたりする対策が実施されています。

<環境の整備>
自宅でのリモートワークなど、職場の範囲を広げると介護や育児などと両立して働ける人が増加します。

<公正な待遇の確保>
正規雇用と非正規雇用の格差を無くす取り組みです。同じ業務内容であれば、基本給や賞与などの待遇に開きがないようにします。

<人材の育成や再就職支援>
退職後の仕事探しのサポートや、生産性向上にもつながる人材育成を行います。

<賃金の引き上げ>
最低賃金を年率3%程度引き上げることを目標とし、業務改善のための相談支援や賃金を引き上げた企業に対する助成金の制度が設けられています。

<ハラスメントの防止や対策>
労働施策総合推進法の改正により、パワーハラスメントに関する相談窓口の設置や社内研修など必要な対策の実施が義務付けられました。

<ダイバーシティの推進>
子育て中の人・外国人・障がい者など、さまざまなバックグラウンドをもつ人が活躍できる職場環境の整備が求められています。

働き方改革を導入するメリットとデメリット

働く環境を変えることで得られるメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリット

労働時間が制限されると業務への集中力が高まるため、業務の生産性向上が期待できます。働き方改革を実践している企業は人材を集めやすくなり、優秀な人材の離職も防げるでしょう。

デメリット

リモートワークのためにノートパソコンを提供するなど、環境整備にコストが必要です。生産性が向上しない場合、残業時間の短縮により業務の遂行に支障が出る可能性があります。

まとめ

少子化が進んだことで、人材確保は企業にとっての重大な課題となっています。
働き方改革に積極的に対応し安定した会社運営を目指していきましょう。

働き方改革では、働く場所や時間の多様性に対応するために、それに応じた勤怠管理が必要になってくる場合もあります。
その場合は働き方改革に対応した勤怠管理ツールも積極的に利用しましょう。

勤怠管理ならRemoLabo

リモートワークでの勤務状況の把握や残業防止にはぜひ「RemoLabo」をご活用ください。
自動ログ取得で始業・終業時間や実際に業務に当たった時間、仕事内容などが可視化できます。

また設定した残業時間を超過した社員がいた場合にアラート通知が届き、調整や注意喚起により長時間労働を防ぎます。
2023年4月1日より中小企業も割増賃金率50%以上が適用されるため、それらを防ぐのに最適です。