テレワークで集中を保つ5つのコツとは?【集中できない人必見】

テレワークで集中を保つ5つのコツとは?【集中できない人必見】

2019年の働き方改革、そして2020年の新型コロナウイルスの流行。この2つの出来事から日本では当たり前のワーキングスタイルとなった、テレワーク。今では、テレワークは企業、そして社員の安全のためにも導入すべきワーキングスタイルとなりました。
しかし、テレワークには様々な問題があります。その1つが在宅のため、仕事に集中できないということです。
そこで今回は、テレワークに集中できない方のために、集中力を保つための5つのコツを解説していきます。
5つのコツを覚えることで、テレワーク中に集中力を切らさずに、仕事をすることができるでしょう。ぜひ、参考になさってください。

テレワークで集中できない人は多数いる

「テレワーク導入で、在宅になったけど、全然集中できなくて困っている」
このような悩みを持つ社員は多数います。
下記の図は、厚生労働省が、各企業の従業員に対して調査したテレワークのデメリットになります。

テレワークに関する調査で仕事に集中できない人が多いということが分かった。
(出典:厚生労働省「これからのテレワークでの働き方に 関する検討会」

13.6%の人が「仕事に集中できる空間がない」と答えています。また、20.6%の人が「仕事の生産性・効率化が低下する」という意見もあります。
もちろんテレワークとなると、連絡手段やコミュニケーションなどが全てICTツールや電話になるので仕事の生産性が下がる部分はあるでしょう。
しかし、それを踏まえても、仕事の生産性低下の問題は明らかに存在しています。

なぜ、テレワークで集中できないのか

なぜ、テレワークで人は集中できないのでしょうか。集中できない理由として、在宅だからということが主な理由です。
在宅勤務に基づく具体的な理由を紹介していきます!

プライベートと混同してしまう

1番の原因は、プライベートと混同してしまうことです。テレワークは働き方として3種類あります。

・在宅で仕事
・カフェなどで作業するモバイルワーク
・コワーキングスペースなどで働くサテライトワーク

その中で在宅で仕事をしている人が1番多いのではないでしょうか。在宅で仕事をすると、仕事場が自宅になるので、どうしてもプライベートと混同する可能性があります。
自宅は基本的に自分にとって、居心地の良い空間です。その中で仕事をするためにどうしても気が緩んでしまい、仕事の生産性が落ちてしまう場合があります。

周囲に誰もいない

周囲に誰もいないことも、テレワークで集中できない一つの原因です。テレワークでは基本的に在宅で仕事をするので、周りには誰もいません。

・同僚
・上司
・部下

誰もいない空間になると、人は誰でも気が緩みます。何をしても誰も見ていないので、文句を言われません。
特に、上司の目がないので、仕事さえすれば極論問題ありません。上司の目がないことでプレッシャーがなくなるので、気が緩み、仕事の集中力が途切れやすくなります。

外出する必要がない


テレワークになると、基本的に外出する必要がなくなります。在宅で仕事をするので、会社に出勤する必要がないからです。
もちろん、モバイルワークやサテライトワークのように、外で仕事をする人も存在します。しかし現在では、新型コロナウイルス流行の影響もあって、在宅で仕事をする人が多いでしょう。
外出する必要がないということは、下記のことをする必要がなくなります。

・着替えて仕事用の服に着替える
・外出用にセット(メイクや髭剃りなど)
・会社までの通勤

上記が無くなることによって、在宅で仕事開始までは休日と同じ感覚で過ごすことができてしまいます
社員にとっては楽ですが、気の緩みが緩んだり、プライベートと混同したりする人が出てきます。就業時間中でもとりあえずPCを開いて在席をするという人も多いのではないでしょうか。

パートナーや家族がいる

テレワークで1番忘れがちな問題が、家族やパートナーとの生活です。
パートナーや家族がいるということは、一緒に生活しながら仕事をするということ。そして、パートナーがテレワークになる場合もあります。そうなった場合、様々な問題が発生します。

・仕事場の確保
・家事の分担
・子どもがいる場合は世話は誰がするのか
・テレビ会議はどこでするのか
・その他家族間のルール

特に、小さい子どもがいると、誰が面倒を見るかが論点になります。最近では、両親が在宅ワークの場合、保育園や幼稚園側で子供を預かることができない場合もあります。
その場合、どちらかが仕事中に子供の面倒を見る必要があります。そのほかにも家事をする機会が必然的に増えることになるのです。
在宅ワークになった際は、誰がどの家事をするのかなどの家庭での取り決めを作る必要があるでしょう。

そもそも集中力がない

そもそも論ですが、集中力がないのもテレワークで集中力を保てない原因の1つです。集中力がない人に集中力を保て、といっても仕方がないですよね。
人は10分〜20分以上、作業をしていると集中力がなくなると言われます。一般的に人間は長時間、集中できない構造になっているので、本来であれば自宅でPCの前にいることすら難しいでしょう。
問題は集中力を保つのではなく、集中力を切らさずに仕事をすることが重要になります。次の章で、テレワークで集中力を切らさずに仕事をするコツを解説していきます。

テレワークで集中力を切らさずに仕事をするコツ


では、テレワークでどうすれば集中力を切らさずに仕事ができるのでしょうか。仕事とは、準備が8割、と言いますがテレワークで仕事をする上でも同じです。つまり、テレワークの環境自体を集中できるように改善するということです。
ここでは、テレワークを集中して行うためのコツを5つ紹介していきます!

家族会議をして、家庭での役割を決める

まず、対処するべきことは自宅の問題です。テレワークになると、ほとんど自宅が仕事場となります。パートナーや家族がいる場合は、テレワーク時のルール決めや役割を決めておきましょう
自宅で仕事をする身としては、自宅も会社と変わりません。仕事に集中するためには、仕事しかしない、という意見もあるでしょう。
しかし、パートナーもそれは同じです。同じ家族で、同じ問題を抱えている場合は、まずは家族で話し合って、役割などを決めておきましょう。
役割やルールを決めることで、仕事や家庭内でトラブルが発生した時もスムーズに対処できます。

場所を変える


場所を変えてみるのも集中力を切らさずに仕事をするコツの一つです。
テレワークは場合によっては自宅ではなく、他の場所で働くことも可能です。カフェなどで仕事をすれば、周りに人がいるので、集中を切らさずに仕事ができるでしょう。
特にカフェの場合、人が多いので服を着替える必要があります。女性に関しては、加えてメイクをする必要もあります。
仕事場の場所を変えることは、気分転換でストレス解消にもつながるので、テレワークで集中力が続かない人に効果的なのではないでしょうか。

同僚と進捗を確認し合う

テレワーク時、仲の良い同僚と仕事の進捗を確認し合うのも、集中できない人にとって良い方法です。テレワークで集中力が保てないのは、周りに人がおらず、コミュニケーションが取れないことが原因の1つです。
同僚、もしくは後輩と密に連絡を取る事で、仕事のモチベーションも上がるでしょう。仕事の進捗度の競走も良いかもしれません。
テレワーク時の問題として、孤独になってしまうことも問題の1つです。集中力だけでなく楽しく仕事をする上で、他の人と密に連絡を取り合うのも良いでしょう。

家の物で集中力を継続させる

自宅の物を使って、集中力を継続させる方法も考えておきましょう。例えば、以下のようなことが挙げられます。

・好きな音楽を流す
・仕事のしやすい格好をする
・好きな飲み物、間食で気を紛らわす
・集中力が切れたら、ストレッチなどで体を動かす

自宅は、自分を誘惑するものが多いですが、逆にそれらを使って集中力を切らさないようにすることもできます。会社ではないので、スーツを切る必要がありません。仕事のしやすい格好をすれば、快適に仕事をすることができるでしょう。
自宅にあるものをフル活用し、いかに集中できない問題を解決するか、ということもテレワークをする上で重要です。

休憩時間に昼寝をする

集中力が続かない時は少し眠い状態で仕事をしている時かもしれません。その際は、休憩時間やお昼休みに短時間の仮眠を取ることも大切です。米スタンフォード大学の研究で20分〜30分の仮眠が仕事をする上で効果的という結果が出ています。
特に、昼食をとった後は眠くなり、仕事の生産性が落ちてしまいます。そこで、お昼の休憩時間や、仕事の合間に昼寝をするのが効果的です。
仕事の生産性が上がるということは、集中できない人も集中力が上がるということになります。お昼に集中力が切れがちという人はぜひ昼寝を試してみてはいかがでしょうか。

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テレワークで重要なのは生活を「習慣化」すること


ここまで、テレワークで集中できない人がいかに集中できる環境を作るかを解説してきました。
これらは準備として誰でも実践可能です。明日からでもできるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

そして、もう一つ大切なのが上記の方法を試して、それを自分の中で習慣化させることです。
自分の中で上記の対策を落とし込んで、タイムスケジュールを組むのが良いでしょう。そして、スケジュール通り動いて、体に染み込ませることが大切です。
テレワークでは、仕事場が自宅になる人が大半です。自宅で快適に仕事をするためには、環境だけでなく、自分の行動の習慣化も大切になります。
行動を習慣化させることで、身体も慣れていき、集中力も徐々に持続していくでしょう。

まとめ


テレワークで集中できないことはあなたに限った問題ではありません。誰でも起こりうる問題です。しかし、集中できないからサボることは怠慢になりますし、会社側にとっても盟約です。そのため、あらかじめ集中できる環境を整備しておくことが重要です。

・家族会議をして、役割を決める
・場所を変える
・同僚と進捗を確認し合う
・家の物で集中力を継続させる
・休憩時間に昼寝をする

上記の対策を事前にしておけば、集中力が無いという人でもテレワークをすることができるでしょう。
テレワークで重要なのは、自宅をいかに仕事環境に合わせるかどうかです。まずはパートナーや家族とよく話し合って、テレワークでも仕事に集中しやすい環境を作っていきましょう。

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