ワーク(wor=仕事)とバケーション(vacation=休暇)というふたつの単語を組み合わせた造語の「ワーケーション」 会社から離れ、旅先やリゾート地など職場とは異なる場所で働きながら休暇を過ごす仕組みのことです。
日本では有給取得率の低さや、長期休暇を取得しずらいと言う課題があり、休暇中でも仕事ができる環境を整え、必要に応じて仕事をする事で働く事と休暇を取ることを両立させる新しい働き方として現在注目されています。
今回はそんなワーケーションについて、メリットデメリットを踏まえて解説していきます。
ワーケーションのメリット
それではワーケーションにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
長期休暇が取得しやすくなる
長期休暇を取得する習慣根付いているとは言い難い日本ではそもそもの長期休暇の取得が難しかったり、長期休暇中に残っている仕事のことが気になり十分なリフレッシュが出来ないという場合もあります。
ワーケーションは休暇中でも仕事との繋がりを持つことで、安心して長期休暇を取得することができます。
急な仕事にも対応する事が出来る
ワーケーションには急な仕事に対応する、と言うパターンも存在します。
急な仕事でも外出先で必要な時間だけ仕事をすることで、家族や友人との旅行をドタキャンすることなく予定通りに休暇を取得する事が出来ます。
リフレッシュ期間を設けることで作業効率やモチベーションの向上
働く場所に縛られず旅先でリフレッシュし、仕事以外の時間は心身ともにリラックスできる環境で過ごす事で、ワークライフバランスを取り戻し仕事に対するモチベーションや作業効率の向上に期待する事が出来ます。
ワーケーションのデメリット
メリットがある一方、デメリットもあります。こちらもしっかりと把握しておく必要があります。
オンオフの切り替えが難しい
休暇中の仕事は仕事時間と休暇時間が混同しやすいため仕事と休暇のオンオフの切り替えが難しくなります。 また、企業側としても休暇中の労働時間を把握することが難しくなります。
きちんとした労働時間を管理するにはRemoLaboなどのリモートワーク向けのツールなどを導入する必要があると言えます。
セキュリティ問題
職場以外の場所で仕事をするにあたり、多くの企業が懸念するセキュリティ問題。
「パソコンやタブレット・スマートフォンの紛失」や「無線LANへ接続することで情報漏洩」などが挙げられます。
特に、ホテルや施設のフリーWi-Fiなど誰でも接続できる回線には注意が必要です。
純粋に旅行が楽しむことができない
長期間の休暇を取得する際にも仕事との繋がりを持っていることで得られるメリットもありますが、一方、仕事のことが気にかかり純粋に旅行そのものを楽しむことができないというデメリットもあります。
また、家族や友人など同行者がいる場合は同行者の仕事に関する理解を得られない場合は思わぬトラブルに繋がってしまうというケースもあります。
ワーケーションができる場所
ワーケーションを行うにあたり、仕事ができる環境が必要になります。
主なワーケーション場所として
・キャンプ地や山
・リゾート地
・ホテルや旅館
などが挙げられます。
自分の住んでいる場所の近場で、ますはワーケーションを試してみたい方はレンタルスペースを活用してワーケーションを行うのも良いでしょう。
レンタルスペースは1時間単位で借りれる場所が多く、仕事に必要な設備が整っている場所も多数あります。
まとめ
リフレッシュながら働けるワーケーション。コロナ禍で新しい働き方が模索される今、ワーケーションへの関心は高まってきているように感じます。
ホテルやリゾート地でもコンセントやWi-Fiが整備されたワーケーション応援プランを設けている場所も増えています。
テレワークやリモートワークが普及してきたこれからの時代に、テレワークの導入がまだの企業はテレワークから、既にテレワークを導入している企業は新しい取り組みとしてワーケーションを検討してみてはいかがでしょうか。