2023. 5. 10 テレワーク

テレワークの人事評価はどうなる?課題点などを解説

テレワークで仕事ぶりが視えない中での人事評価は悩みますよね。そういった課題解決のため、従来の評価制度に加えるべき対策など詳しく紹介します。

テレワークでは実際に社内の人と接する機会が大幅に減るため、人事評価の方法について疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
仕事ぶりが視えない中でどう評価すれば良いのか、正当に評価してもらえるのか、評価者も被評価者も悩んでしまいますね。

そこで今回は、テレワーク中の人事評価の課題や注意点を解説します。

テレワーク中の人事評価では既存の内容で対応できない!?

既存の人事評価がテレワークに対応できない理由と、既存の評価を用いるリスクを見ていきましょう。

テレワーク中の人事評価を考えるべき理由

既存の人事評価において、モチベーションなどの勤務態度は大きな評価項目の一つでした。しかし、テレワーク中は従業員を直接見られないため、勤務態度を評価することが非常に困難になったことで、以前のような評価が難しくなったと言えるでしょう。

既存の評価を用いるリスク

既存の評価を用いると、上司によって評価方法にばらつきが出かねません。やり取りなどを含めて評価する上司と、実績や成果物だけで評価する上司に分かれてしまうからです。また、管理者同士の話し合いで評価を決めていた場合、テレワークによるコミュニケーションの変化で人事評価プロセスが遅延するリスクもあります。

テレワーク中の人事評価のポイント

テレワーク中の人事評価は成果主義に偏りがちです。実績や成果物だけではなく、プロセスも評価するための3つのポイントを紹介します。

➀目標管理制度の導入
目標管理制度とは、従業員が自ら目標や達成のためのプロセスを設定し、その内容に基づいて振り返りや評価をする仕組みです。上司と部下で目標やプロセスを共有するので、上司にとっても業務の進捗確認や評価がしやすい制度と言えます。

②評価項目を明確にして共有する
テレワークでは普段の取り組みが見えにくい分、実績や成果物だけで評価する傾向が強くなります。プロセスも評価に含めるためには「評価項目の明確化」が必要なので、定期的にオンライン面談などで進捗を共有しましょう。

➂業務プロセス評価と成果主義のバランスをとる
実績や成果物だけで人事評価すると、目立つ実績を上げた従業員が過度に評価されることがあります。偏った成果主義は、プロセスの評価が必要な従業員や実績が数字化されにくい従業員のモチベーションを低下させかねません。従業員の属性や業務内容に合わせて、どちらにも偏らない評価項目を設定することが重要です。

まとめ

従来の人事評価制度はテレワークに対応できない部分があるため、適切な人事評価制度の導入が必要です。
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勤務時間の偏りなどもわかるため、人事評価に加えて業務の負担を把握し振り分けることが可能。

モチベーションアップと業務負担の調整で、人事評価の課題解決だけでなく生産性の向上も期待できます。