テレワークマネジメントの課題と解決策|生産性向上のコツ

柔軟な働き方ができる新しい働き方として注目を集めているテレワーク。

しかし、管理職の方々にとっては、テレワークで働く従業員をどうマネジメントしていけばいいのかというのは、なかなか頭が痛い問題かもしれません。

今回は、テレワークで働く従業員をうまくマネジメントしていくために、テレワークのマネジメントの課題と、その解決策について一挙に解説していきます。

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テレワークのマネジメントは難しい

テレワークのマネジメントは、従業員の顔や働きぶりを直接見ることができず、メールやチャットなどを通じて知ることしかできないため、難しいのが現実です。

実際、2013年には米ヤフーが、2017年には米IBMが、従業員の在宅勤務を禁止し、オフィスで働くように命じています。

テレワークは従業員にとっては多様な働き方が可能になることで、ワークライフバランスが向上するなどのメリットがあります。

また、導入する企業にとっても離職率が低下する、労働力が確保しやすいなどのメリットがあるのですが、同時にマネジメントが難しいという弊害が存在しているのもまた事実となっています。

テレワークマネジメントの課題と解決策

テレワーク マネジメント

では、テレワーク中のマネジメントの課題の解決策には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

順番に見ていきましょう。

定期的に成果報告の場を用意する

テレワークマネジメントの課題として、従業員の働きぶりを上司が見ることができず、最終的な成果物でしか判断ができないという点があります。

この課題を解決するために、定期的に従業員から上司への成果報告の場を用意するようにしましょう。

方法はなんでもよく、チャットやメールで簡単に済ませるでもいいですし、Web会議を通じて話し合うでもいいでしょう。

頻度は、できれば1日に1回、それが難しければ、1週間に1回は行いたいところです。

そして重要なのが、ただ成果報告の場を用意して満足していては意味がありません。

成果報告の内容をきちんと把握し、適切なフィードバックを返し、必要に応じて軌道修正を行うことが、うまくマネジメントを行うためのコツです。

このフィードバックがなければ、従業員は自分の働きぶりが上司に見てもらえているかどうか不安になり、生産性の低下に繋がってしまうかもしれません。

テレワークの生産性向上のためには、上司と従業員の相互のやり取りが大切です。

適切な目標設定基準を定めておく

テレワークマネジメントにおいては、定量的に判断できる目標をあらかじめ設定しておくことが大切です。

定量的に判断できる目標というのは、数字で根拠を持って判断できる目標(例:売り上げ、契約数、デザイン数など)のことです。

どうしても成果物で判断せざるを得ないのがテレワークですから、目標設定は曖昧にせず、数字で判断できる定量的なものにしておくことで、上司と従業員の双方が納得する形で評価基準を定めることができます。

更に業務中も、目標に対して現状どれだけ進んでいる、遅れているといった判断がしやすくなります。

このように目標設定がしっかりしていれば、従業員は自分の仕事が評価されないという悩みを抱えることはなくなり、上司にとっても部下を公平に評価でき、お互いに安心して仕事ができるようになるはずです。

同僚同士のコミュニケーションの機会を作る

フルリモートで働いている従業員は、同僚とコミュニケーションを取る機会がなく、社内で孤独感を覚えてしまうことがあります。

特に部署やチームで仕事をしていて、テレワーク中の従業員同士がコミュニケーションを取れていないというのは、チーム内での仕事の効率を落とす恐れがあり、非常に大きな問題になります。

この課題を解決するためには、チーム内でのやり取りを対面の会話に依存せず、オンラインでのグループチャットやWeb会議を積極的に活用するようにしましょう。

もしも、チーム内でテレワークの従業員とそうでない従業員に分かれていて、テレワークの従業員が少数派である場合、どうしても対面の会話やミーティングに依存してしまいがちですが、そのような状況を作ってしまうと、テレワーク中の従業員がチームのやり取りにキャッチアップできず、チーム全体の生産性低下を招いてしまいます。

そういった状況を防ぐため、重要事項のやり取りは必ずグループチャットで文面に残すようにする、ミーティングはテレワーク中の従業員も参加できるようにWeb会議を正式なものとして取り入れるなど、テレワーク中の従業員が孤立することのないよう配慮することが必要です。

また、社内のイベントなどにはフルリモートの従業員も積極的に招くことで、従業員同士が直接知り合う機会を作り出せるよう図らうのも、上司の大切な役割です。

キャリアプランのサポートを欠かさない

テレワーク中の従業員は、上司と今後のキャリアについて話し合う機会が少ない傾向にあります。

そもそも上司と顔を合わせることがなく、またテレワーク中は他の従業員や他の部署の仕事が一切わからないため、キャリアについて考えることが難しいからです。

そのため、テレワーク中の従業員に対しては、上司から今後のキャリアについての情報提供を行い、定期的に1on1を行うなどして、キャリアプランについて話し合う機会を作り出すことが大切です。

もしも、キャリアについて考える機会がないまま放置されてしまうと、従業員は働くモチベーションを失ってしまったり、転職・退職を考えてしまうかもしれません。

そういった事態を防ぐためにも、キャリアプランについてのサポートは欠かさず行うようにしましょう。

キャリアアップだけがキャリアではありません。

従業員の思い描く理想のキャリアプランの実現のためには、上司の協力が必要不可欠なのです。

テレワークマネジメントの課題と解決策|生産性向上のコツまとめ

今回は、テレワークのマネジメントに関する課題と、その解決策についてまとめて解説してきました。

テレワークのマネジメントは確かに難しく、上司にとっては面倒に感じることも多いかもしれません。

しかし、テレワークを導入することで、従業員と企業の双方にとってメリットがあるのは、まぎれもない事実です。

マネジメントの難しさという壁を乗り越え、企業の生産性を向上させるために、今回ご紹介したような内容を参考にして、テレワーク導入に取り組んでみてください。