打刻は労働時間を正しく把握するために必要な作業です。しかし、打刻をし忘れるという打刻ミスは、起きてしまいやすい問題です。そのため、防止するための対処と対策を考えましょう。今回は打刻の重要性と併せて、問題点と解決方法を紹介します。
打刻ミスの原因と対処方法
打刻ミスの原因と対処方法は、次の通りです。
打刻ミスが起きてしまう原因
打刻ミスの主な原因は、以下の3つです。
● 二重打刻:出勤を2回押すなど、打刻を複数回行なってしまうこと
● 打刻忘れ:出退勤や休憩などの際に打ち忘れてしまうこと
● 押し間違え:該当するボタンの選択を誤って押し間違えてしまうこと
打刻の習慣が身についていない新人や出勤が時間ぎりぎりの方に多く見られるため、教育係や上司がしっかりと確認しましょう。
打刻ミスしてしまった場合の対処方法
打刻ミスをしてしまった場合、まずは上司へ報告し、速やかに訂正処理を行なってください。放置してしまうと、休暇や給与の計算が正確にできないなどのトラブルに発展します。迅速に対応しなかった場合、正確な給与が支払われない可能性もあるため、十分に注意しましょう。
打刻ミスしないための3つの対策
打刻ミスをしないための対策は、3つあります。
打刻での具体的なルールをつくる
労働時間に含まれる作業を理解することで、打刻ミスを減らせます。打刻のタイミングを揃えるには、ルールを定めることが大切です。また、労働時間を正確に把握するために、休憩時間の打刻ルールも明確にしましょう。打刻での具体的なルールがあれば、始業時間ギリギリでの打刻や打刻忘れも防げます。
見える場所に注意喚起を貼る
注意を促すポスターや目に入る位置にメモを貼ることで、従業員の打刻への意識を高めましょう。打刻ミスの原因や対処法、ルールを提示すれば重要性をアピールできます。
ただし、見慣れてしまうと効果が薄れるため、定期的に位置や内容を変えましょう。
通知機能や声をかけ合う
打刻は手動で行うことが多いため、ミスは避けられません。出退勤の時間に通知してくれる機能や従業員同士で声をかけ合うなど、企業に合った方法を実践してみましょう。打刻機を出入り口の動線に配置するなども効果的です。
手動での打刻を廃止するのも策
RemoLaboならPC起動で自動的に作業内容の記録を始めるため、始業時間・就業時間・休憩が正しく自動で記録されます。
打刻ミスをなくし、正しく勤務時間を把握できるとともに、残業アラート通知機能などで労基法違反も防ぐことができます。
まとめ
打刻は、労働時間を正しく把握して、従業員の給与を算出するために大切な作業です。しかし、ほとんどが手動で行う作業であるため、なかなかミスも減らないでしょう。本記事を参考に打刻ミスの原因を探り、正しい対処法を実践してください。